魔王
「世界で一番美しい夜」「デンデラ」で知られる天願大介監督による自主制作映画。謎の男・魔王が現れたことをきっかけに、ある町に奇怪な出来事が次々と起こり始める。その町に流れ着いた謎の美女・嘉子だけが魔王の正体を知っており、やがて女の驚くべき過去が明かされていくことで、2人の壮絶な決戦が幕を開ける。劇団「天井桟敷」出身で、寺山修司監督作「草迷宮」や石井聰亙(現・石井岳龍)監督作「エンジェルダスト」などで知られる若松武史が、主人公・魔王を怪演。元宝塚歌劇団で演劇ユニット「metro」主宰の月船さららが、魔王と互角に張り合う正体不明の女・嘉子役に扮する。通常の映画興行とは異なる公開形態で、東京・渋谷のアップリンクファクトリーでの自主上映を皮切りに、神奈川・川崎市アートセンター、東京・新宿ゴールデン街劇場、新宿の居酒屋「としちゃん」など、さまざまな場所で上映。